「コーチングがパワハラを未然に防ぐ！？」

　人間関係において一番大事なのは信頼関係を築くことです。部下やご家族や友人等、どなたでも良いのですが、今、1人頭の中で思い浮かべてください。いかがでしょう？その方と信頼関係を築けていますか？自信を持って「はい！」と言える人は少ないのではないでしょうか。それで大丈夫です。「自信がないな」と思っている人ほど、良い信頼関係を築けている場合が多いです。むしろ、自信がある人は、意外と信頼関係を築けていないこともあります。信頼関係が築けているかどうかを判断するのは非常に難しいですが、１つの基準として「プライベートの話を自分からしてくれる」というのが目安です。皆さんも経験があるかと思います。信頼していない相手にわざわざ自分からプライベートの話をしないですよね？職場だったら、仕事に影響が出ない程度に必要最低限のことしか話さないと思います。逆に言うと、「プライベートの話を自分からしてくれる」ってことは信頼されているということです。良い信頼関係が築けていれば、パワハラで訴えられることもなくなります。だからといって、めちゃくちゃして良いわけではないですよ・・・。では、どうすれば、プライベートの話を自分からしてくれるようになるのか、良い信頼関係を築くことができるのかというと、ここで活用するのが「コーチング」です。

　コーチングとは、パフォーマンス向上のために、対話によって対象者を勇気づけ、「気づき」を引き出し「自発的行動」を促すコミュニケーションの技術です。このコミュニケーションの技術の１つが「傾聴」です。皆さん、傾聴ってご存知ですか？簡単に言うと、「しっかりと相手の話を聴くこと」です。例えば、何かを言われた時、「いや、でも〜」「何で？」と、いきなり否定や疑問から入ってしまうことありませんか？これをやってしまうと良い信頼関係は築くことはできません。なぜなら、否定から入られると、何を言っても否定されるのではないか、否定されるくらいなら言わない方がマシだと、本音を何も言ってくれなくなるからです。仕事の場合、困っている時に助けを求めず、一人で抱え込んだり、ミスをしても報告しなくなったりと、何も良いことがありません。だから、「この人なら何でも話せるな」と良い信頼関係を築くことが大切なのです。そのための傾聴です。

　具体的にどうすれば良いのか、明日からできることをお伝えすると、「とにかく、最後まで話を聴くことです。」途中で何か言いたくなっても我慢して最後まで聴くことです。最後まで聴いた後に、自分の意見を伝えるようにしてください。これだけでかなり本音を話してくれるようになります。「この人はちゃんと話を聴いてくれる人だ」と思ってもらえるようになると、仕事の相談だけでなく、プライベートの話も自分からしてくれるようになります。ぜひ、実践してみてください。

　最後まで読んでいただきありがとうございます。「何かを変えたい」「何かに悩んでいる」からこそ、このブログを読んでいただいたのだと思います。皆さんは、大丈夫です。もうすでに前に進んでいます。何かを変えたい時に大事なのが、他人や周りの環境のせいにするのではなく、自分が変わるという気持ちです。皆さんはその一歩を踏み出せています。自分が変われば、周りも変わります。このブログが皆さんのお力に少しでもなることができたなら幸いです。


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